三十路だけど公務員辞めてきた。

30歳にして市役所を退職した元公務員のブログ。主に役所の裏側や退職について。

【1,000万円くれ】プロブロガー vs マネーの虎【家でも建てるんですか?】

社会のレールから外れる様子
山奥に違法建築物を立てるから1,000万円くれ。
俺は月商500万円で金持ちだけど、さらに儲かりたいから金くれ。
高知の山奥から来た、その男はこう言った。

はたして虎たちの反応は...?
ではその一部始終を見よ。
www.taishoku-koumuin.com

登場人物紹介

〇イケハラ・ヤト・・・通称イケハラ。自称プロブロガー。金は十分にあるが、さらに儲けるために投資して欲しいらしい。
〇栄作・・・中立的な立場で場を仕切る、この番組の司会者。

-- 社長たち --

〇北原・・・自動車会社社長。なんでん社長とは険悪そうに見えて仲が良い。
〇なんでん・・・全国ラーメンチェーンを展開する社長。北原社長とは険悪そうに見えてアー♡
〇ヒバムス・・・某大物女優の息子にして、芸能プロダクションの社長。若き虎。
〇コネリー・・・飲食業界のショーン・コネリー。もう一人の主役。こちらはライオン。
〇堀Q・・・リサイクルショップ経営会社社長。口は出すが金は出さない。
〇がなり・・・アニマルビデオ制作販売会社社長。
〇アカギさん・・・元カリスマDJにして空手の有段者。この番組の良心。
〇安西先生・・・バスケ部の指導は止めて学習塾の経営をしている。
〇KONISHIKI ・・・不動産事業会社社長。

※なお、本文の登場人物および言及される出来事は架空の存在です。現実に存在する人物・団体とは一切関係がございません。

本編

栄作:「それでは早速、最初の志願者をお呼びしたいと思います。どうぞ。」
イケハラ:「失礼します。」

栄作:「まずこの番組の鉄則だけ説明させてください。 皆さんのお出しする出資額が、希望額に1円でも達しなかったとき、マネー不成立となります*1。それともう1つ。この場であなたが話すことに1つでも嘘、偽りがあった場合、たとえこの場でマネーが成立しても 、後に不成立となります*2。よろしいですか。」
イケハラ:「はい。」
栄作:「いくらを希望しますか。」
イケハラ:「1,000万円を希望ます。」
栄作:「そのお金の使い道は。」
イケハラ:「はい。高知の限界集落に、イケハラランドを作りたいと思います(低くてダンディな声)。」

\いつものBGM ダメダコイツ、ダレダコイツ(ハゲダコイツ)/
黒一色の画面にデカい白文字で「イケハラランドの建設資金 1,000万円欲しい!

志願者による事業概要説明

ヒバムス:「その"イケハラランド"・・・?というのはどういった事業なのでしょうか? 簡単にご説明いただきたいのですが。」

イケハラ:「はい。高知の山奥に私が買った土地があります。都会で消耗した若者たちを集めて自分たちで開墾して、究極のミニマルライフを実現する事業です。農村テーマパーク的な。ゆずやインディカ米、小麦を栽培して流通させたり、発酵研究所で醤油を作ります。コオロギについて調べて昆虫食ベンチャーもやります。斬新なトイレ小屋を作ったり、BBQをするようなビニールハウスを建てたり、温泉を掘ったり、誰でも自由に世界の楽器を叩けるミュージアムを作ったり、WWOOF的に人を受け入れられる小屋を建ててAirbnbで貸し出します。空き家を買い取って素敵にリノベして、究極のミニマルライフを実現します。そして、僕はお寺を作って出家したら、焼き物を焼きながら漫画を描きます。それと、ブロックチェーンベースの保険事業を始めます。」

堀Q:「なにやってるか分からんちゅうことだ。簡単に言うと。」
イケハラ:「いえ、僕は海洋国家をつくりたいんです。」 ピィーン!
予想外の回答に眼を見開く堀Q。順番に写される虎たちの正面アップ。

イケハラ:「たぶん社長さんたちは、僕の言ってることの2割しか分からないと思うんですけど。」
堀Q:「カチーン。」

なんでん:「これは面白い。絶対流行る!
北原:「なんでんさんはそうおっしゃってるけど、僕はそうは思わないんだよね。(なんでん社長が北原社長をチラっと見る。)......何だか..、....軽くない? さっきからあなたの言ってることが。…なんかもう話聞いてると...…、疲れちゃう。僕は自分が理解出来る分にしか投資しません。そしてあなたの言ってることは全然分からない。」
安西先生「あなたはその先に一体、何がしたいの?」
北原:「彼にそんな先のことまで聞いたら可哀そうです。」
イケハラ「 」

志願者の経歴

KONISHIKI:「ちょっと簡単にあなたの経歴だけ教えてもらっていいですか。」
イケハラ:「はい。大学を卒業後、半導体系の会社に就職しました。そこでは海外の記事を翻訳して社内で共有する仕事をしていたのですが、会社が傾いてきたので1年で転職しました。次はベンチャー企業に就職したのですが、年収が300万円でやってられないので、退職して高知市に引っ越しました。その時からブログ一本で稼ぐプロブロガーとして食べています。その後はさらなる限界集落に移って、合同会社『限界集落は新卒フリーランスのディストピアだ』を立ち上げました。他にはブロガーのためのサロンを立ち上げたり、嶺北地方のとあるNPO団体の理事役を務めさせて頂きました。今では退任していますが。」

コネリー:「イケハラさん。正直に喋れ。何で急にそのNPO団体の代表理事から、あなたの名前が消えたんだ。」
イケハラ:「それは。」
なんでん:「何か変な事件あったよね。」

 この後、自らが関係していたNPO団体で起こった性被害事件について語りだす志願者。
 志願者の突然の告白内容に、虎たちが怒り出す。

なんでん:「ヤバいじゃん!」

イケハラ:「あくまで事業活動の外で起こった事件ですし、ああいう事件が起こるのは地域全体の問題だと思います。それなのに関係者を責めるのはナンセンスだし、被害者にとってもセカンドレイプだと思います。僕はもう理事を退任しているから関係ありませんが、団体にいる若者たちのことは引き続き応援しています。」

コネリー:「関係ライオン!(関係なくないよ!)」
安西先生:「そういうことは社会人としてやっちゃいけないんだよ!」

イケハラ:「話せと言うから話したんですけど。」
コネリー:「この場に来た時点で、あなたにはそういうことは話す義務があるんです(怒)。」

「やったらいいじゃない。」

 あまりの告白内容に牙を剥く虎たち。ところが・・・、この男が志願者の言う「ブログ」に興味を持つ。

堀Q:「・・・ところであなたの言うブログ? 今はその収入って、おいくらぐらいあるんですか?」
イケハラ:「月商500万、年商1.5億です。(そもそも計算が合わない)」
ヒバムス:「500万......ンン!? ん・な・訳・・・、ねーだろ! もういい俺帰る。俺、この業界詳しいんだわ。」
(ヒバムス退室する。)

堀Q:「具体的に500万ってどういう内訳になるんですか?」
イケハラ:「アドセンスで30万。アフィリエイトで40万。有料noteで80万。ブロガーズギルドを始めれば100万はいけます。」
堀Q:「250万しかないじゃない。」
イケハヤ:「あとは・・・、気合です。」

なんでん:「詐欺じゃん!何だよキアイって!?」
北原・アカギさん:「・・・(詐欺と言う言葉自体は良くないと思ったが、志願者の説明にも落ち度があるので沈黙している)。」

堀Q:「イケハラさん、あなた融資は受けなかったの?」
イケハラ:「はい。一度地銀に相談に行ったんですが、そこは『紙・電話・FAX』の世界で。なんか…...うん......という感じだったんです。こっちは地域経済のためにも地元の中小企業を応援してくれてる仲間だと思っていたのに、もうちょっとまともに『ビジネス』をやってもらわないと困るんですよ。地銀のくせに...。」

堀Q:「やったらいいじゃない。あなた資金はあるんでしょ。」
イケハラ:「え?」 栄作:「(また始まった…。)」

堀Q「だからやればいいじゃない? あなたお金はあるみたいだから。」
栄作&視聴者「(だからそれを言ったら、この番組の趣旨が…。…今回はどっちにしろ無理だろうから、別にいいけど。)」

イケハラ:「はい。でも、僕はお金を借りた方が儲かるから、その方が儲かるから投資をしてもらいたいんです。」
堀Q:「先にやることやっている人じゃないと、お金は出せません。」 
栄作&視聴者「・・・(だと思った)。」


KONISHIKI「でも彼ね、今までの出演者と全然違う。頭は悪くない。度胸もある。質問にはすぐパッと答えが返ってくる。投資したお金が返って来ないとも思えない。」
イケハラ「それでは、お出ししていただけるということで?」
KONISHIKI「全然お出ししない。」 ピィーン!

悪意のない泥棒

コネリー:「あなたの言うイケハラランドの・・・、おそらく今日持ってきてるであろう事業計画書か何かはかなりレベルが高いですか?」
イケハラ:「レベルが高いかどうかは、実際に・・・。」 コネリー:「見せて。」

コネリー、志願者が持参した事業計画書と現在のイケハラランドの概要をまとめた資料を凝視中。
堀Q:「あなたはなぜ今、正規で働いてないの?」
イケハラ:「無能な上司の元で会社員として消耗する生き方はしたくないからです。それにそんなことをしなくても、ブログで食べていけます。」
堀Q:「・・・あ、そう・・・。」

コネリー「あのー、あれですわ。・・・ミニマルライフなんて何にも実現してないですよ、あなたは。あなたのイケハラランド・・・ただのゴミ置き場です。それに何ですかこの値段は・・・。家でも買うんですか?」

イケハラ:「それはそろそろクラインガルデンを追い出されそうなので・・・。」

なんでん:「まずね、人から投資してもらうのに、事業に関係ない資金まで含めていること自体おかしいよ。どうして僕がね、あなたのお家建てたり、代わりに税金納めなくちゃいけないんだよオン!」

がなり:「聞いててムカムカしてきた。本人気がついてないけど、泥棒。このレベルは。30過ぎたオヤジがこれで家買って1,000万貸してくださいって、泥棒です。100%返ってこないから。」

コネリー:「もっと勉強してきてもらわないと、自分が恥かくことになります。あまりにもちょっとお粗末すぎます。」
イケハラ:「あの、ちょっといいですか。」

コネリー:「いいですよ、これ以上何しゃべりますの?アホンダラア!! あなた、一生懸命やってきたっていうけど、なんなのこれ・・? 産廃置き場みたいになってるよ? アップで映そか? 恥ずかしいで生きていかれへんで。違う? 僕らめっちゃ真剣に参加してます。おかげで疲労困憊します。おちゃらけでここ来てるんとちゃうんですよ。」

がなり:「オレ、帰るわ。イケハラさん、あなたねぇ資格ない。ないって。オレ、説教する気にもならないもん。気がつきな、自分の能力ってものを。有料note売ったり信者から金を巻き上げるってことは、そんな内容じゃ泥棒になっちゃうんだよ。で、悪意のない泥棒が一番たち悪いの。さよなら。」

試食タイム

 一同、重苦しい沈黙に包まれる。沈黙を打ち破るかのように、男は動く。
イケハラ:「・・・イケハラランドに遊びに来た方に出すBBQがあります。今日は試食してもらいたくてわざわざ高知から持ってきました。」

 ついに不思議なBBQを虎たちに振る舞う志願者。B6コンロくん大活躍。果たして、虎たちの反応は…?

コネリー:「・・・こんなん会社で出されたら、殴ってますね。『ふざけんなばかやろう』言いますわ。べーシックなものがこんなおちゃらけで出されたらもう論外ですね。今後のために一応言っときますわ。あなた止めないと思うから。BBQは肉が野菜より多くて、本来肉をたくさん食べるものだと思うんですね。野菜食ってるのとちゃうんですよ。これほとんど野菜でしょ。ただ不愉快でした。すいません、ノーマネーです。」

イケハラ:「ここに本来なら厚揚げを載せます。」
コネリー:「いらライオン!(いらないよ!)」

謙虚ライオン

栄作「では、そろそろいいでしょうか?…...この時点で、皆さんからの投資額があなたの希望額に届かないため、ノーマネーでフィニッシュです。でも、最後に何か、もし言いたいことがあれば。」
イケハラ「いえ、もう決まったことなので。むしろ、今回は皆さんがせっかくのビジネスチャンスを潰したなって思っています。・・・虎のくせに・・・。」
コネリー:「その喋り方と後退し始めたオデコがごっつー腹立つー!開き直ってるよ!」
何故か戻ってきたヒバムス:「それは良くないですよー。それはマズイですね。」
コネリー:「謙虚ライオン!(謙虚になれよ!)」

番組終了後

コネリー:「頑張ってくださいよ。ホン(ry」
がなり:「僕ねー。プロブロガーのAV男優が欲しいんだ。だから失敗しても、その時はうちのAVに出てくれるなら、お金出してもいいよ。」
イケハラ:「  」

*1:栄作「ノーマネーで、フィニッシュです。」

*2:アカギさん「別に僕はそんなことどうだっていいんです。」