三十路だけど公務員辞めてきた。

30歳にして市役所を退職した元公務員のブログ。主に役所の裏側や退職について。

心霊現象より生きている人間の方が残業にとって邪魔だという体験談


f:id:London-airp:20180926190847j:plain

 業務量が多く残業が多い部署にいたときは、10時か11時近くまで一人で残業することもありました。
 そういうときは他に誰もいないはずなのに、いや居ないからなのかも知れませんが「...パキ...、パキ...。」とラップ音のようなものが鳴ることがしばしばありました。

 その話をするとだいぶ気味悪がられましたが、昼間の電話や窓口みたいに生きている人間に業務をジャマされる訳ではなかったので、自分としてはそれほど脅威に感じませんでした
もっとヤバい心霊現象に遭遇(?)したこともありますが、定石に則って知らない振り、気付かない振りに徹したので、未だにアレがどういう理由によるものかは分かりません。
スミマセン、特定が怖いので状況の説明は省かせていただきます。

 そもそも何でそんな夜遅くまで残っていたかというと、定時前は窓口や電話が来たり、自分で調べりゃすぐに分かることでもいちいち問い合わせが来たりするからです。そのため、書類の処理や入力のような一人で出来る業務は後回しになりました。

 そういう時に生きてる人間が来ると、市民の手前、いちいち相手をしなくてはいけないので面倒くさかったですね〜。そして、そういう時間に来る人に限って、トラブルのオーラを纏っていたり一筋縄で行かなそうな相手であったりすることが多い(定時過ぎにも関わらず部外者が簡単に入れるようにしていたのも危機管理的には良くないのですが。)。

 プロブロガー系の人はよく「電話は時間のレイプ」と言って、電話やFAX、紙のやり取りをディスりますが、自分もその意見には同意します。退職して一番大きかったメリットの一つが、出たくもない窓口や電話に出なくて済むことです煙草を吸いに行ってる人やなぜか事務所にいない人のために、本来なら自分に関係の無い電話の取次ぎまですることも無くなりました。サボってんじゃねーよ。
 しかし現実には、電話しかコミュニケーションの道具を知らない人は意外と多いです。そのため、職場から固定電話が無くなることはまず無いでしょう。市役所や町役場の様なインフラ的な場所ならなおさらです。そんなことをしたら、地方のお年寄りが役場にコンタクトを取れなくなってしまいます。

 そういう訳で、多忙時期には「悪意のある幽霊」より「悪意のない人間」の方が個人的には脅威でした。なのに、どうでもいいことで問い合わせが来たり関係の無い電話を勝手に回されたりすると、
「気が付きな。50過ぎた土地持ってるようなオヤジが『今年は働いてないのに、なんで税金が掛かるのかが訳分かりません。*1』なんて問い合わせしてたら、時間泥棒になっちゃうの。悪意のない泥棒が一番タチが悪いの。さよなら。」
と言ってガチャ切りしたくなりました。さすがにやりませんでしたが。

*1:地方住民税は過年分の所得に掛かるため、昨年中に地代収入や給与収入があったら、その翌年に徴収される。