三十路だけど公務員辞めてきた。

30歳にして市役所を退職した元公務員のブログ。主に役所の裏側や退職について。

イケハヤさんは地銀に行く前に一度「¥マネーの虎」を観ておいた方が良かったのでは。

 このツイートが発端で巻き起こった一連の騒動で、私は「¥マネーの虎」という番組のことを思い出していた。あの番組の出演者たちがこの騒動をみたら、何と言うだろうか? どんな感想を持つだろうか?

「¥マネーの虎」とは

 「謙虚ライオン!!」「てるやす!」「パン、パン、サラダパン
 これらのフレーズを皆様ご存じだろうか? いずれも、かつて日本テレビで放送されていた投資番組「マネーの虎」において志願者(投資希望者)と虎(出資者)とのやり取りの間で生まれた名言である。

『¥マネーの虎』(マネーのとら)は、2001年(平成13年)10月から2004年(平成16年)3月まで日本テレビで放送されたリアリティ番組。 一般人でもある起業家が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員らが出資の可否を決定するという内容だった。後に『Dragon's Den』などの名前で同じ形式の番組が世界各国で制作された。

(Wikipedia 「¥マネーの虎」https://ja.wikipedia.org/wiki/¥マネーの虎より引用)

 番組のウリは、志願者たちが虎たちとの白熱した議論の応酬の末に虎たちから現金を掴み取る…ことではなく、どちらかというと、詰めの甘い事業計画を持参した志願者(ウドンの国から来た男など)が虎たちの容赦ない叱責や暴言に近い発言、罵声でズタボロにされる様子を全国に流すことだった。また、クセのある志願者(カナダ、出会い系事業、チャンコ増田など)が出演し、投資の成立よりもむしろ志願者のキャラクターによる”ウケ”を狙っているのではないかと思える回も何度かあった。あまりにヤラセくさい演出のため、虎の中にもこのことについて苦言を呈した者はいる。

 もともとが深夜枠(24:50~25:50)の番組ではあったが、上記の様に過激な演出から決してお茶の間向け・万人向けの内容では無かった。しかし中には、成功する見込みのある事業計画を持ち、かつ人間性も備えた志願者*1が現れることもあった。そういった時、いつもは厳しい何人もの虎たちが「我こそは」と出資を申し出て、志願者がその中から一人の虎を選ぶことで「マネー成立」したこともあった。その様子と志願者のその後を追ったVTRは、この番組の普段の様子と似つかわしくないほど感動的だった

 この番組を観ていると気付くのだが、事業計画や内容はもちろんのこと、虎たちの多くは「人間性」を見て志願者に投資するかどうか決めていた。志願者が希望する数百万から1千万円の金額は大金である。それは、虎たちにとっては数字だけ見れば大したことのない金額かも知れない。しかし成功した志願者たちは、そのお金の重みと自分を信用して投資してもらえるありがたみを知っていた

「紙・電話・FAX」で1,000万を貸してもらえるなら安い。

 今回の騒動は、イケハヤ尊師が地銀で融資を渋られた腹いせに、地銀をボロクソに貶めるツイートをしたことが発端だ。

 「地銀のくせに」「1,000万程度」。融資を望む者のこの態度やツイートを見たら、虎たちはどう思うだろうか? 投資と融資では状況は異なるが、お金のことに関して人一倍厳しい虎たちのことだ。
「謙虚ライオン!!*2
「もういい俺帰る。」
「あなたねぇぇ、ドロボーになっちゃうよ!」
・・・\(^o^)/
 きっと、かつての名台詞と共にノーマネーでフィニッシュしてくれるだろう。

 お金は重い*3。まして1,000万円もの大金を赤の他人に貸すというのは、決算書をネットに"ぽーん"と上げて簡単に決めていいことじゃない。「¥マネーの虎」の出演者たちは希望する投資額を掴み取るために自分で足を運んで自分で事業の説明をしていた。それだけの手間ひまを掛けて、それでもすんなり貸してくれるかどうか分からないのが、数100万円や1,000万円以上の世界である。イケハヤ尊師もこの番組を観たことがあれば、その事実に気付いたのではなかろうか。
 むしろイケハヤ尊師がこの番組に出てくれれば面白いのにと思う。そしてそのためには一夜限りでいいから昔の、あの頃の「¥マネーの虎」の復活を望む*4

<参考>

www.haradesugi.com
 こんな記事が既にありました。「マネーの虎 プロブロガースペシャル」はぜひ見てみたいですね。
www.sekaihaasobiba.com
(追記.)"もし大物プロブロガーが「マネーの虎」に出演したら"を自分で書いてみました。
www.taishoku-koumuin.com


*1:wikiの項目「主な成功者」の男性Eなど

*2:番組のタイトル的には虎だが

*3:「人の命より重い。」という意見もあります。

*4:Youtubeで一時復活はしたものの...