三十路だけど公務員辞めてきた。

30歳にして市役所を退職した元公務員のブログ。主に役所の裏側や退職について。

イケハヤ尊師の数字の出し方はナンセンスだわよ。

 巷で話題になったこのツイートだが、そこまで間違ったことは言っていない。間違っていたとしても、最初は甘い言葉と低いハードルで誘っておいて、だんだんハードルを上げて徐々に脱落させるのは、この手の商売では常套手段である。問題はそのハードルの見せ方である。

ブログ一本で稼ぐ道は、99%の人は脱落するんで大丈夫です。
専業ブロガーを目指すのなら、100人に1人になれる自信が必須。

 日頃の行いもあるだろうが、これでは反感を抱かれるのも無理はない。まず、99%という数字の見た目がデカい。
 99%という数字についてだが、ブログを立ち上げたは良いものの10記事書かずにフェードアウトするブロガーもいるだろうから、その分母はデカくなる。
 また、何をもって「専業ブロガー」と言えるかは個人の主観によって大いに異なるとは思うが、純粋にブログの広告費のみで生計を立てる人はそもそも数が少ないだろう。ブログはあくまで集客ツールであり、利益を出すのはブログに貼り付けたアドセンスやアフィリエイトである。有料noteや有料サロンまでやると、それはもはや情報商材や別の類のビジネスに片足突っ込んでいると思う。

 それらを踏まえると、"最終的"に"ブログ専業"で食っていける人はそうはいないだろう。それにしてもいきなり最終的な数字である99%を示したのは、下手だなあ、ハヤトくん。下手っぴさ......!ハードルの上げ方がへた....。

 こういうのは、「30記事書けるのは全体の7割いない」とか「100記事書けるのは4割いない」とか言って徐々にハードルを上げていくと良い。そうすることで、脱落者に"自分の努力が足りなかった故だ"と思い込ませながら篩(ふるい)に掛けていくものである。そうすると後腐れが少ない。

 話は変わるが、最近のブロガーはやたらと「ブログで生活していくのはキツイ」とか「アフィリエイトは誰にでも出来ることではない。」とか言い過ぎである。そうやって最初からハードルを上げると、やがて根性や骨のある者しかブログ業界に参戦しなくなる。それでは自分のような後発組の養分お客さまが少なくなってしまう。

 それに自分の仕事をやたら「大変だ。大変だ。」と持ち上げ、自分が努力と苦労をしていることを必要以上にアッピールをするのは見栄えが良くない。たまには「サラリーマン時代の方が大変だった。今はほっとしている。」とツイートする専業ブロガーを見てみたい。

イケダハヤトはなぜ嫌われるのか? エレファントブックス新書