三十路だけど公務員辞めてきた。

30歳にして市役所を退職した元公務員のブログ。主に役所の裏側や退職について。

【公務員】市役所の退職まで、あと1日となってしまった。

明日で公務員を退職します。

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とうとうこの日が来てしまいました。

泣いても笑っても、明日が6年に渡った公務員生活、最後の日です。

思えば2ヶ月以上前、始めて上司に「退職したい。」という旨を告白してから、長いようであっという間の日々でした。

退職したいという相談を上司にしてからは、退職の時期をいつにしようかと悩み

退職届を提出してからは、周囲の人々に退職する旨を中々切り出せなくて悶々としたり...。(結局、私の退職が公(おおやけ)になった後で、挨拶回りに行くことになりました。)

退職後の将来について不安になったりしました。(その不安は今も継続中か?)

後任の方には、自分がやり残した、達成出来なかった業務を押し付けてしまう形になり、それだけは最後まで心残りです。

 

そんな状況の中、ブログを書き始めたことは本当に良かったと思っています。

ブログを書くことで少しずつ気持ちの整理を付けることが出来ました。また、辛かった思い出も笑いのタネに昇華することが出来ました。

 

退職を決めてからの日々

退職を考えるようになった頃、当時は異動したばかりで慣れない業務や人間関係に心の余裕を失くして、「この仕事は嫌なことしかない。」とすら思い込んでいました。

ですが、新しい仕事を通して多くの人と触れ合い、その方たちから苦労を労ってもらえたり、感謝の意を伝えていただけると、私も自らの業務に対して充実感を感じるようになりました。

その時はもう業務を通じて出会うすべての方に対して「途中で辞めてしまうなんて、身勝手で本当に申し訳ない。」という気持ちでいっぱいになっていました。

 

また、私は退職が決定した後も職員が参加する業務以外の行事にも積極的に参加するようにしました。

市役所は地元企業ですので地銀のように地域の各種行事やイベントに駆り出されます。(夏は季節柄、特に)

その場も利用してこれまでお世話になった方々に出来るだけ挨拶をしておこうと考えていました。

すると、職員の皆さんはもうすぐに辞めてしまう自分のことも暖かく迎え入れてくれて、「次の場所でも頑張ってね。」「退職するという知らせを聞いたときはビックリしたけど、参加してくれて良かった。」と言ってくれました。

本当に、嬉しいやら申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

「人間どうしの繋がり」という点において、これほど素晴らしい関係を得られる職場はそう多くはないかも知れません。

 

退職の決断に後悔はない。

それでも、退職という決断を後悔したことはありませんでした。

切っ掛けはネガティブなことでしたが、以前から自分が市役所で勤め続けられるかどうか、そのことに対して疑問があったことは事実です。

通常、市役所は2,3年で人事異動があり、担当業務が変わります。

そのことに対して、

本当にこのままでいいのだろうか。庁舎内で異動を繰り返し、覚える業務内容は増えても、それが自分の実力の向上と言えるのだろうか?」「こんなすぐに担当が変わってしまうのに、“自分の仕事”と言えるだろうか?

という疑問は以前から持っていました。

特に今回の異動では、4月から新しい業務の担当になったのはいいが何か聞かれても何のことだかさっぱり分からないという状況でした。

まさに、「担当者になったが、自分で自分の仕事をしている気がしない。

という状況に陥っていました。

そのような背景もあり、今回の異動が切っ掛けで「退職したい」という思いが一気に表面に噴出してしまいました。

 

それにもし、今のタイミングを乗り越えられたとしても、きっと自分はいずれ公務員を自ら退職していたと思います。

何より今後の市役所は、より一層“窮屈”になっていくことが感じられました。

マイナンバーや時間外労働の削減、新しい評価基準など、今後はこれまでの市役所らしい働き方は通用しなくなると思います。

良い部分もあるかも知れません。

しかし、カタチだけ他所の真似をした仕組みやマイナンバーを導入した(せざる得ないのだが)ところで、住民の直接の満足度が向上するかどうか、疑問の残る部分はあります。

そのような住民の満足度向上とは直接関係ない業務が増えることで、職員の負担もますます増えます。

それはいったい誰のための業務なのか?

そのことに対して真っ向から立ち向かえる覚悟と気概は、今の自分にはありませんでした。

 

明日は最後の登庁日。

最後の1週間は残る業務も殆ど済ませて、これまでの役所生活で繋がった縁故のある方々から、送別会を開いて盛大に送り出してもらえました。

今までお世話になった職員の方や、外部の方、OBの方からもたくさんの激励の言葉を頂きました。

たくさんの方に支えられて、これまでやってこられたのだ”ということに、改めて気付かされました。

最後ですので多少の建前はあるかも知れません。しかし、「しばらく就職はしないで、個人で稼ぐつもりだ」などと無謀なことを言う私を、暖かく励まして送り出してくれました。

 

泣いても笑っても、明日が公務員生活最後の1日です。笑って過ごしたいと思います。