三十路だけど公務員辞めてきた。

30歳にして市役所を退職した元公務員のブログ。主に役所の裏側や退職について。

「公務員を辞めるなんてもったいない。」と言われることについて。

田舎では市役所の退職なんて自殺も同然。

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退職することが公になってから、たびたび言われました。

「辞めるんだって?もったいないね~。」

実際には5人にも言われていない気もしますが、自分がこのフレーズに対して過敏になっているせいか、やたらとそう言われているような気がします。

もう何年も前に、飲み会の席で「市役所辞めるかな~。」と思わず言ったときも、いかにも心配そうに「辞めない方がいいよ!」と言われたことがありました。

少なくとも自分はそう言われるタイプなのでしょう。

「勿体無い(もったいない、)」とは具体的に、何が、どう、もったいないのでしょうか。

 

遠回しに「お前辞めたら生きてけないよ(笑)」て言われてね?

いかにもみなさんが心配そうに言う様子から、私が市役所を退職してからきちんと自活できるかどうかが心配なのでしょう。

よりシビアにダイレクトに包み隠さず言うと、

あなた(如き)の(貧相な)能力では、他の業種で活躍することも出来そうにないから、公務員を辞めるなんて(雑魚には分不相応なことをするのは)もったいないよ。」ということでしょうか。

その指摘は間違ってはいません。退職すれば一時的にニートになることは避けられない上に、転職しても依然と同等以上の給料を貰えるということは、ほぼな無いでしょう。

また、「いかにも人が良さそうで善良そうだから、起業や自営でメキメキやっていく姿も想像出来ない。」とか、「特にモテそうもないから、ヒモになるのも無理かな…。」と言う意味も含まれているかも知れません。

 

これがいかにも普段からバリバリ仕事をこなしていて、職務以外でもバリバリ若手を引っ張っていて、先輩たちからも一目置かれるような存在で、ついでに副業(届け出が認可されれば公務員でも可)などで手腕を発揮していて、「俺ちょっと、将来のことで悩んでるんですよ...(いい意味で)。」みたいなことを常日頃から周囲にイヤミなく漏らしているようなヤツならいざ退職が公になっても、周りは「アイツもとうとう俺たちのところから巣立つのか…。」ぐらいにしか思わないでしょう。

しかし心配されるということは、「あ…(察し)」。

いいんです。心配は「呪い」です。

 

「公務員とかいう、超絶楽な仕事を辞めるのはもったいない。」と思われてね?

私がモノ凄く捻くれていて、皆さんがせっかく掛けてくれた言葉の意味を誤って解釈している可能性もあります。

単に周囲の人々は、公務員としての身分や福利厚生の整った環境を捨てるのはもったいない、と言いたいのかも知れません。

ただしそれも、好意的に受け取れないのです。

せっかく心配してくれているのかも知れませんが、「コイツならどこでも大丈夫。」と周囲に印象付けている存在なら、そもそも心配すらされません。

 

また、「もったいない」と言う場合には、「公務員なんて楽な仕事をわざわざ自ら辞するなんてもったいない。」というニュアンスが含まれている気がします。

公務員、特に市役所の職員は楽な仕事と思われがちです。

しかし一部の人々はすでにご存じのとおり、ニーズの高まり何でも行政に求める国民の姿勢公務員を敵視し監視しようとする一部住民からの厳しい目線人員削減そのたetc...により、20年前と比べると明らかにノンビリとは出来ない状況になっています。

 

さらには幸か不幸か職員の身分が保証されており、開き直って思い切り怠けてしまってもクビになることはおろか明確なデメリットもほぼありません。

こういった「無敵の人」が周囲や同じ部署にいると、そのしわ寄せは最前線で頑張る若手職員や優秀なベテラン職員に向かいます。

「それでも何とか回るのが役所の仕事。」と軽んじる方もいらっしゃるでしょう。

私自身が、実の親から何度も聞いてきたセリフです

その実態は、行政サービスである以上何とか間に合わせるために、一部の職員が対価以上に働くことで支えているのです

 

終わりに

以上のことから分かるように、務めていても何か言われるし、辞めようとしてもとやかく言われるのが公務員です。

あまり短気な人や、周囲の言うことを気にしすぎる人はそもそも最初から公務員になろうと思わない方が無難でしょう。